
6月22日(土)に、中央大学茗荷谷キャンパスで人権問題講演会が開催され、2018年に公開された映画「虹の朝が来るまで」の上映会と、今井ミカ監督のトークイベントに参加してきました。
この映画を見て、「自分らしく生きること」の大切さを再確認するとともに、同じ境遇の人たちと交流できる「こういう場所があって良かった」と思う居場所を作りたいと思いました。
ろう者であり、LGBTQ+の当事者でもあった今井監督が、「映画を通して居場所をつくる」ことを目的に制作したものが本作品。制作スタッフのほとんどがろう者で、映像や音声を聴者が担った異色?の作品。事実、作中に聴者の俳優が出てきてセリフがあったのは、1シーンのみ。あとは日本手話で物語が進む、とても珍しく、かつ素晴らしい作品でした。
作品では、「マイクロアグレッション」が描かれるシーンがあります。
「マイクロアグレッション」とは、アンコンシャスバイアスによって、相手のこと思って発言した内容が、本人は意図せず実は相手を傷つけることになってしまうようなもの。
ろう者、LGBTQ+に限らず、難聴者にも同じような経験あるなと思いながら鑑賞しました。
例えば、「ちょっと聞こえづらくなっただけでしょ。補聴器すれば聞こえるようになるし、大丈夫。」というようなもの。
監督の講演や質疑応答の中では、ロールモデルが不在であるが故に、生い立ちの情報やこれまでの生活の工夫など情報をシェアすることが心強さにつながるため、同じような境遇の人たちが安心して集まれる居場所が大事、という発言もあり、内心、激しく激しく共感しました。
監督が思うバリアは、言語面と仕事面。言語面では、字幕があるから大丈夫という人が多いけれど、ろう者にとっては第2言語。やはり理解しづらい部分もある、とのことです。
仕事面においては、手話通訳が必要だけれど、手話通訳はろう者のためにという意識が強い。でも、実際には、言語と文化の仲介が手話通訳者であり、聴者のための手話通訳者でもある、と。
そんなお話が印象に残りました。
「虹の朝が来るまで」をご覧になったことがない方は、ぜひご覧になってみてください。おススメですよ。

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