先日、JR山手線の大久保駅から徒歩2分ほどのところにある、聴覚障害を持つ方が経営する、串揚げ居酒屋「ふさお」に初めて行ってきました。
手話ができない私は、ろう者の方とコミュニケーションをとることが難しいという自覚から、その存在はかなり前から知ってはいましたが、なかなか1人で訪問する勇気がなかったのでした。
先日のイベントで知り合った方がふさおの常連だったため、連れていってもらいました。もっと早く来ればよかった!と後悔するくらい、とても居心地のいい場所でした。
隣の人と、音声で、手話で、会話がはじまる
私以外にも、友人に連れられて今日初めて来ました!という方が何組もいました。
その人たちは、耳が聞こえる、手話を勉強中の方でした。訪問した日にはいませんでしたが、外国の方も来るみたいです。手話通訳者や、手話講習会の講師の方もいらっしゃいました。
そこでは、近くの聴者が手話を通訳してくれたり、逆に、手話で〇〇ってなんて表現するのですか?という質問に、ろう者が教えてくれたり。ときには音声翻訳アプリを使ったりして、それぞれが得意とする方法で、難なくコミュニケーションが行われていました。
「聞こえない」、「聞こえづらい」、「手話」、などの「共通項」が、交流のきっかけとなり、仲間意識が生まれる、そんな素敵な場所でした。
即席の手話講習会はじまる
私は、音声でのコミュニケーションが主なので手話で自己紹介すら出来なかったのですが、その日に教えてもらい、出会った方に何度も自己紹介しているうちに、覚えることができました。
他にも、ビール、刺身、うどん、ラーメンなどのメニューの表現なども。実践する場があるため、習得しやすい環境が整っています。
店主は「手話を学びたいんだったら、うちにおいでよ。すぐ覚えるよ。また来てね。」と言っていましたが、まさにそのとおり。学んだことの実践の場や勉強のモチベーションのためにも通いたくなります。
安心できる場所
私は、あまりお酒が強くないこともあり、居酒屋は、騒々しくて相手の会話を聞き取ることに集中を要するし、すごく苦手な場所でした。
でも、ふさおでは音声で会話している人の割合が少なく、居酒屋にしては静かめで、音声でコミュニケーションをとる私にとっては、コミュニケーションの苦痛が少なかったです。
何より、初めて会った人にも、「難聴者」であることを自己開示できるし、難聴者であることは恥ずかしくもなく、「ふつう」である。ありのままで過ごせる、それゆえに、居心地のいい空間でした。
もちろん、料理もとてもおいしかったです。
気になった方は、ぜひ訪問してみてください!

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